6/23練習 振り返り資料
🎯 今日の練習で学んだこと
練習の科学的背景
今日の練習は**ATP-CP系(瞬発力)と解糖系(持久的パワー)**という2つのエネルギーシステムを鍛えるものでした。これらは試合での爆発的な動きと、疲れても動き続ける力に直結します。
💪 エネルギーシステムの理解
ATP-CP系(瞬発力系)
- 時間: 10-15秒で枯渇
- 特徴: 酸素を使わない、即座の爆発力
- 効果: 筋力に関係なく、自分の最大努力で必ず効果あり
- 重要: むしろ筋力が弱い人ほど改善効果を実感しやすい
解糖系(乳酸耐性系)
- 時間: 15秒-2分が主な活動時間
- 特徴: 酸素を使わないが、乳酸が蓄積する
- 効果: 疲労時でも動き続ける力を向上
バドミントンでの実際
研究によると、バドミントンは60-70%が有酸素系、30-40%が無酸素系で、ATP-PC系への需要が乳酸系より高いスポーツです。
📊 練習A:瞬発力強化(修正版)
設定
- 時間: 15秒×12セット
- 休息: 3-4分間(完全回復)
- 目標強度: RPE 9-10(最大努力)
なぜこの設定?
- ATP-CP系は15秒で枯渇するため
- 完全回復しないと次のセットで最大出力が出せない
- 1往復1秒未満でも、15秒続ければ確実に無酸素運動
📊 練習B:持久的パワー強化(修正版)
設定
- 時間: 45-60秒×6セット
- 休息: 2分間(不完全回復)
- 目標強度: RPE 7-8(きつい)
なぜこの設定?
- 解糖系が最も効率的に働く時間帯
- 不完全回復で乳酸耐性を向上
- ノーミス継続で技術と体力の両立
⚠️ 重要な気づき:段階的アプローチ
あなたはどのレベル?
【Level 1】基礎技術習得段階
特徴:
- 運動連鎖がまだ不完全
- 全身協調がうまくいかない
- 15秒やっても疲労感が少ない
この段階での練習:
- まず技術習得を最優先
- ゆっくりとした正確な動作反復
- 強度よりも動作の質を重視
- 目標: RPE 4-6(楽〜やや楽)
【Level 2】強度向上段階
特徴:
- 基本動作が安定している
- 全身が協調して動ける
- 15秒後に明確な疲労感がある
この段階での練習:
- ATP-CP系・解糖系練習が有効
- 技術を保ったまま強度アップ
- エネルギーシステムの向上を狙う
- 目標: RPE 7-10(きつい〜最大)
🔍 自己診断チェック
ATP-CP系練習に適しているか?
✅ 準備OK の目安:
⚠️ まだ早い の目安:
📝 今後の練習方針
Level 1の選手
- 正しい動作パターンの習得
- 全身協調性の向上
- 段階的な負荷向上
- 技術習得 → 強度向上の順序を守る
Level 2の選手
- ATP-CP系:15秒×12セット(完全回復)
- 解糖系:60秒×6セット(不完全回復)
- 技術維持しながら強度アップ
- RPEスケールでの自己管理
🎯 覚えておくべきポイント
1. 相対強度の概念
- 筋力の強い・弱いは関係ない
- 自分の100%で動けば必ず効果がある
- むしろ筋力が弱い人ほど改善を実感しやすい
2. 段階的アプローチの重要性
- 技術 → 強度 の順序を守る
- 運動連鎖が不完全な状態での高強度練習は効果薄
- 基礎がしっかりしてから強度を上げる
3. 科学的根拠に基づく練習
- 感覚だけでなく、理論を理解
- RPEスケールでの客観的評価
- 適切な休息時間の確保
📊 RPE(疲労度)スケール
| RPE | 感覚 | 適用場面 |
|---|
| 10 | 最大努力・これ以上無理 | ATP-CP系練習 |
| 9 | 非常にきつい | ATP-CP系練習 |
| 8 | きつい | 解糖系練習 |
| 7 | やや楽〜きつい | 解糖系練習 |
| 6 | やや楽 | 技術習得段階 |
| 5 | 楽 | 技術習得段階 |
🚀 次回に向けて
記録すること
- 自分のレベル判定(Level 1 or 2)
- 各セットのRPE
- 技術的な課題
- 疲労の感じ方
目標設定
- Level 1: 正確な動作での強度向上
- Level 2: エネルギーシステムの効率的活用
この振り返りを通じて、科学的根拠に基づいた効果的な練習を継続していきましょう!